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かんぶくやーにケンカを売る

石垣島には名産の八重山かまぼこがあります.

かまぼこといっても,うどんとかに入ってる半円形のアレではなくて,鹿児島の薩摩揚げに似たものです.冷蔵施設のなかった時代,豊富な魚を保存するには一度火を通す必要があり,高温多湿な沖縄地方では油で揚げて保存性を高めた「かまぼこ」がポピュラーな魚食方法だったそうな.

当時は,アカジン(スジアラ)だってアカマチ(ハマダイ)だってかまぼこにしてしまったというから,どんなけ美味しいかまぼこができたんでしょう.なんでも,当時刺身で食べられたのはチヌマン(テングハギ)ぐらいしかなかったとか.そのせいか,今でもセリではチヌマンにだけ氷が打たれません.

残念なことに,現在はコストの関係から主原料は八重山に縁もゆかりもないタラのすり身ですが,今回は,ホントの「八重山かまぼこ」に挑戦してみました.

材料に使ったのは,沢山入手できたヒミカー(スジブダイScarus rivulatus
フィレーを起こして,皮や骨を取り除き,塩を加えて良く摺ります


今回は,シンプルに人参のみじん切りを入れただけ.
味付けは,塩,砂糖,みりん,.塩加減が結構大事なようで,練り製品でキモとなる「足」の形成に重要な役割を果たします.


練りあがったら,適当な大きさに成形して,


低めの温度でじっくり揚げます.


しばらく揚げるとこの通り!

美味しいかまぼこが出来上がりました!!

旨味調味料など加えていないので,割とあっさりした味わいでしたが,できたては風味が良く,非常に美味しかったです.
ちょっと食感が硬かったので,ベテランの方に試食してもらったところ,練りが足りないとのことでした.うす味が好みなので,塩も少なめにしましたが,塩も足りなかったよう.味加減だけでなく,食感にも関わってくる塩.かまぼこ作りは奥が深そうです.

今度は,フエフキダイ科の魚を使って作ってみようかな!
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沖縄県石垣市から、地元の美味い食材を使った
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